TRACEVIS

ゴルフの弾道を追跡できるアプリの使い方

更新日:2026年8月5日

練習場で球を打ったあと、「今の球、どれくらい高さが出て、どれくらい曲がったんだろう」と感じた経験は、ゴルフを続けていればほぼ全員にある。感覚では覚えているつもりでも、次の1球を打った瞬間に上書きされてしまい、結局「なんとなく良かった気がする」で終わってしまう。弾道を追跡できるアプリは、この「なんとなく」を動画という形に固定して、あとから何度でも見返せるようにするための道具だ。

弾道が「見える」と何が変わるのか

ゴルフのスイングは0.3秒ほどで終わる動作で、そこから飛び出す球はさらに速い。人間の目は、打った瞬間の球の初速や角度を正確に記憶するようにはできていない。弾道を線として残すことの一番の価値は、記憶に頼らず「事実」として球の軌道を確認できることにある。

たとえば同じクラブで5球打って、「今日はまっすぐ飛んでいる」と感じていても、動画に線を引いてみると実は毎回微妙に曲がる方向が違う、ということはよくある。感覚と実際の軌道のズレに気づけること自体が、次の練習で何を直すべきかを絞り込む助けになる。数字の良し悪しを競うためではなく、自分のクセを客観的に見るための記録だと考えるとわかりやすい。

TRACEVISの弾道トレースでできること

TRACEVISの弾道トレース機能は、撮影した動画の中で打つ前の球の位置を認識し、インパクト後に飛んでいく球を追いかけて、その軌跡を線として動画に重ねて表示する。処理はすべてiPhoneの中で完結し、動画をサーバーへ送信することはない。撮った動画がどこにも上がらないという点は、練習場で人の顔や周囲が映り込むことも多い動画の性質を考えると、地味だが重要な設計だ。

線を引いた動画はそのまま端末に保存でき、あとから見返して比較することもできる。距離計・コース図・スコアカード・分析・ライブスコアといったラウンド中に使う機能と同じく、弾道トレースそのものは無料で使える範囲に含まれている。

きれいに線を引くための撮り方のコツ

  • 打つ前の球から撮り始める。アプリは構えている時点の球の位置を手本にして、そこから動いた球を追いかける。インパクトの瞬間から撮影を始めると、追いかける基準点がないため線を引けない。
  • 背景に白いものを入れない。空、砂、白い壁などボールと近い色の背景があると、球を見失いやすい。芝や木立、ネットを背にすると認識が安定する。
  • 打った後も1〜2秒は撮り続ける。球が画面外に出るまで、または十分な軌跡が描けるまでカメラを止めない。早く止めてしまうと線が途中で切れる。
  • 三脚やスマホスタンドで固定する。手持ちで撮ると、スイングの動きにつられてカメラも動き、球の位置が相対的にブレて誤認識の原因になる。

弾道トレースと「計測」の違い(無料と有料の境界)

弾道の線を引くこと自体は無料だが、その球の初速や打ち出し角を「数値」として出すには通常の動画では情報が足りない。ふつうの動画は1秒間に30コマ前後しか記録されないため、インパクト直後の速い球は1〜2コマしか写らず、そこから正確な速度を割り出すのは原理的に難しい。数値化するには、iPhoneの「スロー」撮影機能(120fpsまたは240fps)で撮る必要がある。

TRACEVISでは、この数値計測と、書き出す動画からロゴを外す機能を、月額980円(年額8,800円)の「弾道」プランに含めている。線を引いて見返すだけなら無料の範囲で十分に使えるので、まずは無料の弾道トレースで撮り方に慣れてから、数値も見たくなったら有料プランを検討する、という順番で使うのがおすすめだ。なお、数値として確からしく出せない条件(フレームレートが足りない、球が隠れているなど)では、TRACEVISは誤った数字を表示せず、理由を示す設計にしている。

弾道追跡アプリを選ぶときに見ておきたいポイント

弾道を追跡できるアプリを探すときは、次の3点を確認しておくと選びやすい。ひとつめは「動画がどこに保存されるか」。撮影した動画をサーバーへ自動で送るタイプもあるため、練習仲間や周囲の人が映り込むことを考えると、端末内で完結する方が扱いやすい。ふたつめは「無料でどこまで使えるか」。線を引くだけの機能と、数値を出す計測機能は別物として扱われることが多く、料金の境界を事前に把握しておくと後から戸惑わずに済む。みっつめは「撮影条件の縛り」。数値計測を謳うアプリの多くはスロー撮影が前提になっているため、通常の動画のままでは数値が出ない、あるいは不正確な値が出てしまう場合がある。数字を出さずに理由を示すか、それとも無理にでも数字を出すかは、アプリによって設計思想が分かれるところなので確認しておきたい。

練習場でもラウンドでもない、もう一つの使い方

弾道トレースは練習場だけの機能ではない。自宅の庭やゴルフネットでのアプローチ練習、パターの転がりを見たいときなど、球の軌跡を残しておきたい場面であれば同じように使える。動画として保存しておけば、数週間前の自分のスイングと今日のスイングを見比べることもできる。継続的に記録を残すという意味では、次に紹介するスコア管理やラウンド記録とも相性がいい。

よくある質問

弾道の線がうまく引けません。何が原因ですか

多くの場合、打つ前の球が画面に写っていないまま撮り始めている。アプリは打つ前の球の位置を手本にして追いかけるため、構えに入る少し前からカメラを回す必要がある。白球が空や砂地の白と重なると見失いやすいので、背景に芝や壁が入る角度で撮ると安定する。

弾道トレースは無料ですか

打った球に線を引いて動画にする弾道トレース自体は無料機能。有料になるのは、その球の初速や打ち出し角を数値として出す「計測」と、書き出す動画からロゴを外す機能。

iPhoneの標準カメラで撮った動画でも使えますか

弾道の線を引くだけなら通常のフレームレートの動画でも使える。ただし数値を出したい場合は、iPhoneの「スロー」撮影(120fpsまたは240fps)で撮り直す必要がある。

撮った動画は外部に送信されますか

いいえ。弾道トレースの動画解析はすべて端末(iPhone)の中で行われ、サーバーへは送信されない。

TRACEVISについて

弾道トレース・スコア管理・Apple Watch距離計を1本にまとめたゴルフアプリです。iPhone・Apple Watch対応、現在Apple社の審査中です。

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